信貴山と福寅
信貴山の寅は毘沙門天王の福徳を千里の空を駆け巡り、お授けする、お使いです。
今から約千四百年前、聖徳太子が、この地において仏敵物部守屋討伐を祈願されたおり、
寅をお供にされた毘沙門天王が出現され戦勝の秘法を授けられました。
奇しくも、その日が寅の年、寅の日(三日)、寅の刻でありました。
そこで太子は当山を信ずべき貴ぶべき山として信貴山と名づけられて、
自ら毘沙門天王を刻まれ、日本で最初に毘沙門天王をお祀りになりました。
以来、信貴山では寅を毘沙門天王のお使いとして崇め、
毎月三日、十三日、二十三日を御縁日と定めて、御護摩をつとめています。
毎年2月は寅の月・寅の日と縁起が良い、
毘沙門天様のパワーをいただける日です。
特別に年に一回ですが早朝寅の刻(3時開門)にお詣りいただけます。
旧暦では2月が年始め。4時より寅の刻護摩を行いますので、
1年の開運も兼ねて、三つの寅が揃うこのお時間に是非お詣り下さいませ。
秘仏の公開も致します。
※上記以外の日にも、寅の日を中心に早朝6時より護摩祈祷を行っております。
詳しくはカレンダーをご確認ください。